この話の結論(3つだけ)
道順は4ステップ:契約 → 導入 → GitHubアカウント → 初期設定プロンプト(第二の脳+セキュリティ完成)新規でも整理し直しでも、1人でも会社でも同じ一本道。1人/複数人の違いはSTEP4の中でAIが自動で振り分ける。ゴールは本格的な開発への挑戦
設定は「完全版初期設定プロンプト」1本に全部入りフォルダ整理・セキュリティ・記憶の一本化・GitHub・自動バックアップまで。何度貼っても壊れない
迷ったら1人設定で開始してOK複数人へは後から伸ばせる(招待・引っ越しは数クリック)
このページの位置づけ(STEPの番号に注意) ここは
「環境を整える作業」だけを細かく分解した手順書 です。プログラム全体のどの辺にいるのかは、教材「
順路(結局どの順番で何をすればいいか) 」の表で確認してください(このページはその表の
3・5・8・9番 (契約→導入→GitHubアカウント→初期設定プロンプト)に当たります)。
番号が似ていますが
別物 です:全体の現在地=順路のページ/実際の作業手順=このページ。
会社で社員に配る人 は、これに加えて教材「
会社としてClaude Codeを配るとき 」の管理人作業(展開前・展開後・3か月後の点検)が必要です。
全体地図
フローチャート — あなたはどのルート?
START 分岐はありません。1人でも会社でも、この一本道を上から順に進むだけ
│
▼
【STEP1】契約とアカウント → 読む教材:「Claudeの契約とアカウントの選び方」 (契約前にこれだけ)
1人1アカウント/5人未満=各自Pro+経費精算/5人以上=Teamプラン
│
▼
【STEP2】Claude Codeを入れて起動 教材は不要(公式手順どおりインストール→ログイン)
既に入っていればスキップ。まず小さく何か作ってみてから先へ進むのもおすすめ
(学ぶ順番の地図 と同じ「作る→守る→整える」の順)
│
▼
【STEP3】GitHubアカウントを作る(ブラウザで5分) → 手順:教材「はじめてのGitHub設定」STEP1
ここで必須なのは
アカウントだけ 。既に持っていればスキップ
※STEP2で作った作品をバックアップしたくなったら、同教材の頼み方プロンプト で
リポ作成・ログイン連携まで先にやってOK。やらなくても、STEP4のプロンプトの中でAIがやる
(既に済んでいる分は、STEP4の診断が壊さずそのまま活かす)
│
▼
【STEP4】★「完全版初期設定プロンプト」を貼る★ → 全文へジャンプ
やることは2つだけ:
①貼る ②AIの質問に答える (作業は全部AIが実行)
AIの最初の質問「1人?管理人?メンバー?」の答え方 →
下の表
ここまでで「消えない第二の脳+安全な環境」が完成
(第二の脳づくりもセキュリティ強化も、この1本のプロンプトに入っている)
│
▼
GOAL:本格的な開発・自動化への挑戦
仕組みを理解したくなったら → 教材リンク集へジャンプ
FIG. 導入の全体地図 — 道は一本。1人/管理人/メンバーの違いはSTEP4の中でAIが自動で振り分ける。教材は「その段になったら読む」
STEP4の答え方 — AIの最初の質問「1人?管理人?メンバー?」
プロンプトの中身は全員共通(診断→フォルダ整理→セキュリティ→CLAUDE.md→記憶の一本化→GitHubバックアップ→自動化)。答えで変わるのは「GitHubバックアップ」の段の1か所だけ です。
あなたの答え GitHubバックアップの段でどうなる あなたがブラウザでやること この時に読む教材
「1人」 迷ったらこれ(後から伸ばせる・作り直し不要) AIが自分の個人アカウント に箱を作って完了 GitHubログインだけ(AIが案内) なし
「管理人」 会社利用で、箱を管理する人 自分の脳の控えは「1人」と同じ個人アカウント+Organization(会社の箱)を新規作成 (共有脳・プロジェクト用) ログイン+Organizationの新規作成 (AIが案内) GitHub設定 補足D (Orgの作り方)
「メンバー」 会社利用で、招待される側 1人と同じ+会社の共有リポの取り込み(clone)もAIが実行 (共有リポへ自動pushしない設定) GitHubログインだけ(手作業なし) 複数人・複数PCで運用するコツ (チームの決まりごと)
「最初から複数人設定にすべき?」 迷ったら1人設定で開始でOK 。後から複数人に伸ばすのは「招待する」「業務プロジェクトのリポだけ 会社のOrganizationへ移す(Transfer ownership・数クリック)」だけで、作り直しは不要です。自分の脳リポ(memory/skills)は個人アカウントのまま動かしません (手帳は人に付く)。
地図
この先どの順で学ぶか — Claude Code 教材の地図
「.mdって何?」「スキルってどこに書いてある?」と言葉から探すときは、表の左列の小さい字を見てください。 その言葉が出てくる段階が分かり、右の教材に飛べます。順番でいちばん大事なのは段階1 です。CLI・デスクトップ・VS Code・Webのどの入り口で始めるかによって、入れ方も契約も変わります。ここを決めないまま進むと、後で入れ直しになります。 Claude Codeの教材は数が多く、「どれをいつ読むか」で迷いがちです。この表がその答え です。上から順に、必要になった段階で読んでください。全部を先に読む必要はありません ——というより、先に読んでも身につきません。
この地図の位置づけ
Claude Code系の教材の順番は、このページが正本 です。全ツール横断で「今どこにいるか」を知りたいときは
順路ページ へ。あちらが横串(全体)、こちらが縦串(Claude Codeだけを最初から最後まで)です。
会社で配る人(管理人)だけの別トラック
社員に配る立場の人は、上の1〜8とは別に、次の2本を読んでください。社員側の道順は変わりません 。管理人だけが作業を足します。
順番を守る理由
「スキル」も「サブエージェント」も、同じ作業を2回以上やるようになってから でないと価値が分かりません。先に読むと「便利そうだけど、で?」で終わります。作る → 守る → 整える ——この順番を崩さないのが、結局いちばん速い道です。
ゴール
ゴールのイメージ — 完成するとこうなる
ロードマップを最後まで進めると、あなたの環境はこの形になります。1人か複数人かで、ゴールの絵が少し違う ので、両方見せます。
ゴール①:1人で使う場合(GitHubは自分の個人アカウントのまま)
【あなたのPC】 【GitHub(個人アカウント・すべてPrivate)】
🏢 ~/.claude (AIの脳)
├─ 📄 CLAUDE.md 共通ルール ─控えを↓skillsへ─┐
├─ 📁 memory\ 記憶=第二の脳 ──✅自動 ──→ 📦 memory-backup
└─ 📁 skills\ AIの道具 ─────✅自動 ──→ 📦 skills-backup (CLAUDE.mdの控えも同居)
※2時間ごと、OSのタイマーが勝手にGitHubへ送る=放置で守られる
🏬 C:\dev\ (作業場)
└─ 📁 各プロジェクト ─────✅手動 ──→ 📦 各プロジェクトのリポ (区切りのいい時に)
🔒 .env・鍵・ログイン情報 → どこにも上げない (.gitignoreとdenyで二重に守る)
FIG. 1人のゴール — 脳の3要素(memory・skills・CLAUDE.mdの控え)が自動で“消えない”状態
仕組みの詳しい理解は → 教材「AIの記憶と第二の脳のつくり方」
ゴール②:複数人(会社・チーム)で使う場合(箱は会社のOrganizationに)
【GitHub側】 🏢 会社のOrganization (会社に残すべきものだけ・退職しても消えない)
│ ※中は“平置きの棚”=リポが横に並ぶだけ(「誰の箱か」は場所でなく権限で決まる)
│
├─ 📦 共有脳リポ(1つ) … “会社の教科書”=共通ナレッジ・ルール。更新は管理人
└─ 📦 各プロジェクトのリポ … 仕事の成果物と進行メモの控え
【GitHub側】 👤 各メンバーの個人アカウント (Private・本人しか見えない)
└─ 📦 memory-〈名前〉 + 📦 skills-〈名前〉 … 本人の脳(手帳)の控え。
オーナーも同じ形で“自分の分”を自分の個人アカウントに持つ
=「手帳(記憶・道具)は自分の箱、教科書と成果は会社の箱」
↕ この「GitHub側」と下の「PC側」の間を、3種類の矢印が行き来する
(どの線がどれかは、下のPC側の図に同じ印で書いてある):
▲ 自動push(2hごと) … 自分の脳(memory・skills)→ 自分の個人アカウントの📦memory-◯◯/skills-◯◯へ
▲ 手動push ………………… 担当プロジェクト → 会社Orgの📦各プロジェクトのリポへ
▼ pull ……………………… 📦共有脳リポ → 手元の📁shared-brainへ(読むだけ)
【各メンバーのPC側】 ※オーナーも田中さんも佐藤さんも、全員が「ゴール①と同じ構造」を持つ
🏢 ~/.claude(自分の脳)
└─ memory・skills ──✅2時間ごと自動push ──▶ 自分の個人アカウントの 📦memory-◯◯/skills-◯◯ へ
※「衝突しない」の意味:衝突は“同じ箱に複数のPCが書き込む”ときだけ起きる。
memory-tanakaに書くのは田中さんのPC1台だけ=書き手が1人=衝突しようがない
🏬 C:\dev\(作業場)
├─ 📁 shared-brain … 共有脳のclone ──▼pull(読むだけ・全員OK) ── 📦共有脳リポから最新化
│ ※手で毎回pullしなくてよい:CLAUDE.mdに「参照する前に git pull で最新化」と
│ 1行書いてあるので、AIが共有脳を見るたび自動で最新版に更新してから読む
└─ 📁 担当プロジェクト ──✅手動push ──▶ 会社Orgの📦各プロジェクトのリポへ
※.gitignore(秘密を上げないリスト)は“このプロジェクトフォルダの中”に1つずつ入っている
※ memory-◯◯ は“本人のバックアップ置き場”であって、共有脳に個人のmemory/skillsを
丸ごと上げるのではない 。共有脳へは「共有価値のある知見」だけを整えて昇格させる
(個人の手帳と会社の教科書は別の箱)
🔒 各リポは全部 Private (=外の世界には非公開。個人アカウント側の手帳リポも)
🔒 Base permissions=None (=会社の“中”でも仕切る)→ Organizationのリポは、
招待しただけでは1つも見えない(担当プロジェクト等、見せたいリポにだけ個別付与)。
🔒 .env・鍵・ログイン情報 → どこにも上げない(各PCのローカルだけ。
守り役の .gitignore は各プロジェクトフォルダに1個ずつ/作り方は完全版プロンプトのステップ3)
FIG. 複数人のゴール — 手帳(記憶・道具)は自分の箱、教科書と成果は会社の箱
運用ルール(管理人・pull専用・ナレッジの昇格)は → 教材「複数人・複数PCで第二の脳を運用するコツ」 /Organizationの作り方は → 教材「はじめてのGitHub設定」補足D
2つの絵の関係 ゴール①で始めても、後からゴール②へそのまま伸ばせます (Organizationを無料で作り、業務プロジェクトのリポだけ Transfer ownership で会社の箱へ移す。数クリック・既存の中身は壊れない。自分の脳リポは個人アカウントのまま動かさない)。だから「迷ったら1人設定で開始」で損はしません。
プロンプト
どのタイミングで、どのプロンプトを貼るか
プロンプト 正体 いつ貼る
完全版初期設定プロンプト (下に全文)環境まるごと安全+最適化の正本 。診断つきで既存環境を壊さない 受講者はこれ1本 。STEP4(GitHubアカウントを用意してから)・整理し直しも(何度貼っても安全)
動画①「第二の脳」特典 完全版から記憶+バックアップ+自動化 だけ切り出した軽い版(セキュリティ抜き) 第二の脳動画の視聴者向け。受講者は不要(完全版に含まれる)
動画②「セキュリティ」特典 完全版からdeny封印+.gitignore+金庫 だけ切り出した版 セキュリティ動画の視聴者向け。受講者は不要(完全版に含まれる)
3本の関係(迷わない覚え方) 受講者は「完全版」1本で全部済みます 。動画特典2本(①第二の脳/②セキュリティ)は、完全版を2回の動画に分けて配ったもの で、①+② ≒ 完全版 。だから動画を見て一部だけ試した人も、あとで完全版を貼れば残りも整います(何度貼っても壊れません)。
完全版初期設定プロンプト(全文コピペ用)
下の枠の中を全部コピー して、Claude Codeに貼り付けて送信してください。AIが環境を調べ、質問しながら1ステップずつ進めます。複数人の場合も同じプロンプトでOK(AIが「管理人かメンバーか」を聞いて、やることを自動で振り分けます)。
あなたは私のClaude Code環境を「安全 + 最適」にセットアップする専属アシスタントです。
私はプログラミングにあまり詳しくない前提で、専門用語は都度かみ砕き、各ステップは
「何を・なぜやるか」を一言説明してから実行してください。既存ファイルの上書きや削除など
戻せない操作は、必ず現状を見せて確認を取ってから行ってください。
各ステップの完了時は、やったことを1〜2行で報告してから次へ進んでください。
※会社で使う場合:既に社内ルール(Gitの保管先、秘密情報の保管場所、作業フォルダの位置、
命名規則など)があれば、それを最優先してください。本手順は不足を補う用途に留め、
既存ルールと衝突する箇所は勝手に変えず、先に確認してください。
■前提:目指す完成形(あなた=AIがこの地図を基準に作業する)
以降のステップはすべて、次の構造を作るためのものです。この階層と流れを頭に入れ、
各ステップが「この地図のどこを作っているか」を意識して進めてください:
【PCの中】
~/.claude(AIの設定・脳)… CLAUDE.md(指示書)/memory(記憶)/skills(道具)
作業フォルダ(例 C:\dev\)… プロジェクトごとに1フォルダ(各フォルダの中に .gitignore)
【GitHub側・すべてPrivate】
記憶用リポ/スキル用リポ(CLAUDE.mdの控えも同居)/各プロジェクトのリポ(別々の箱)
【流れ】
memory・skills → 2時間ごと自動push/各プロジェクト → 手動push/.env・鍵 → どこにも上げない
【会社・チームで使う場合の違い】
「各プロジェクトのリポ」の置き場所が「会社のOrganization」になり、共有脳リポ(会社の共通
ナレッジ・1つ)が加わって、メンバーはそれを clone して読む。記憶用・スキル用リポ(=自分の
脳の控え)は会社利用でも本人の個人アカウントのまま(手帳は人に付く・成果は会社に付く)。
この振り分けはステップ1の質問4→ステップ6で行う
■ステップ0:まず環境を調べて報告
次を調べ、結果を箇条書きで報告してから先へ進んでください。
- OSの種類(Windows / Mac / Linux)とホームフォルダの場所。以降パスはこれに合わせる
- 設定フォルダ(~/.claude)の有無。settings.json / CLAUDE.md / memory フォルダが既にあるか
(あれば要点だけ要約)
- 既存の作業フォルダやプロジェクトがあるか
- 記憶(memory)が複数の場所(~/.claude/projects/*/memory)に散らばっていないか
- git がインストールされているか(バックアップに必要。無ければ該当ステップで軽く案内)
→ これらから「新規セットアップ」か「既存環境の整理」かを判断して教えてください。
■ステップ1:4つだけ質問
1. 作業用の親フォルダをどこにするか(提案:Windowsは C:\dev\、Mac/Linuxは ~/dev/)
2. 記憶のまとめ方はどちら?(ほとんどの人は(A)。迷ったら(A))
(A) 自分(自社)の仕事で使う → 記憶を1冊にまとめる。どの案件でも「あなた専属の秘書が
1人」いる状態になり、教えたことを全部覚えてくれる
(B) 複数のお客さんから預かる仕事(受託・代行)が中心 → 一本化をしない(ステップ5を
飛ばすだけ。他のステップは(A)と全部同じ。バックアップも実施。対象の違いはステップ6に記載)
※(A)を選んでも“全部”が混ざるわけではない:各プロジェクトの記録・決めごとはそのフォルダ
内の.mdにまとまるので混ざらない。混ざり得るのは“AIが会話から自動で覚える記憶”だけで、
(A)のままだと「A社の案件で教えたことを、B社の案件の会話でもAIが覚えている」状態になる。
その文脈のうっかり混在も避けたい人だけ(B)を選ぶ
※(B)の正直な注意:記憶が分かれるのは「その案件のフォルダでClaude Codeを開いた時」だけ。
いつも親フォルダでまとめて開く使い方だと1つに混ざっていくので、(B)は「案件ごとに
そのフォルダを開いて作業する」習慣とセットで初めて効く
3. バックアップ用のGitHubアカウントを持っているか(無くても他は進められる)
4. Claude Code等で開発するのは、あなたひとりか、他のメンバーもいるか:
・「1人」=開発するのは自分だけ(会社に他の社員がいてもOK) → 箱は全部自分の個人アカウント
・「管理人」=開発するメンバーが自分以外にもいて、あなたが会社の箱(Organization)を
作って管理する側(共有リポの用意と、そこへの自動バックアップも受け持つ役)
・「メンバー」=管理人に招待されて、組織の一員としてClaude Code等で開発する側
→メンバーも、“自分専用の脳”のバックアップ(ステップ6・7)は自分の個人アカウントのPrivate
リポで実行する(会社のOrganizationには脳リポを作らない。Organizationは共有脳と業務
プロジェクト用)。やらないのは“会社の共有リポ”への自動pushだけ(共有リポは clone して
「使う前に git pull」で参加。詳細はステップ6の分岐で案内)
※応答言語などの好みがあれば教えてください(デフォルト:日本語・非エンジニア向けに平易)
■ステップ2:作業フォルダを整える
- 親フォルダ(例 C:\dev\)の下に、プロジェクトごとに独立したフォルダを作る方針にする
- デスクトップやドキュメント直下で作業しない理由(散らかり・誤削除・バックアップ漏れ)を説明
- 「共有で使う資産(ナレッジ・素材)」と「個別プロジェクト」を分ける簡単な指針を示す
■ステップ3:セキュリティ設定(最重要・二重の守り)
「AIに読ませない」と「gitに上げない」は別物です。両方やります。
(a) AIに読ませない = ~/.claude/settings.json の permissions.deny に
秘密ファイルの読み書き禁止を追記(公式推奨の書き方):
Read(//**/.env) Read(//**/.env.*) Read(//**/*.key) Read(//**/*.pem)
Read(//**/*credentials*.json) Read(//**/.credentials*) Read(//**/secrets/**)
Read(~/.ssh/**) Read(~/.aws/**) Edit(//**/.env*)
Edit(//**/*.key) Edit(//**/*.pem) Edit(//**/*credentials*.json) Edit(//**/.credentials*)
※★先頭の「//」は必須。これが無い `**/.env` は「いま開いているフォルダの配下」しか
守らず、デスクトップや別ドライブに置いた .env は素通りする(公式のdeny表に明記)。
`//**/` と書くと「パソコン全体(全ドライブ)」が対象になる。
`~/.ssh/**` のような `~/` 始まりはホーム基準で正しく効くので、そのままでよい。
※Windowsのパスは照合前に `C:\Users\…` → `/c/Users/…` の形に直される
※Edit行は「読めないファイルを、中身を確かめないまま上書きして壊す」事故を防ぐため
(読み取り禁止だけでは、書き込みまでは止まらない)
※既存の設定は消さず追記のみ。既存 settings.json があれば中身を見せてから統合する。
※この設定後、.env の作成・編集はAIでなく自分で行う運用になる(キーがAIに渡らず安全)
※AIには「.envに必要な項目名の一覧」をREADMEやセットアップ手順に書かせる(キーの中身は渡さない)。
プログラムが実行時に .env を読むのはこの禁止の対象外なので、自動化は問題なく動く
※秘密でない設定値(モード切替・モデル名など)は .env に混ぜず config ファイル等に分けて置く。
こうするとAIが設定を確認でき、.env は「秘密だけの箱」として安心して封印できる
(b) gitに上げない = 各プロジェクトに .gitignore を作り、次を除外:
.env .env.* node_modules/ output/ *.key *.pem .credentials* *credentials*.json settings*.json *.token .DS_Store
*.mp4 *.mov *.wav (動画・音声。GitHubは100MB超のファイルを拒否するため素材は入れない)
※`.credentials.json`(認証トークン)はドット始まりなので `credentials*` では拾えない点に注意
(c) 鍵の“保管場所”=暗号化された金庫(パスワードマネージャー)に大元を置く。
大元(マスター)は金庫に置き、各プロジェクトの .env には“実働コピー”だけを貼る、という型。
※製品はどれでもよい。**既に使っている金庫(1Password・会社支給のもの等)があれば、
それをそのまま使う**(乗り換え不要)。会社にパスワード管理の規定があればそれが最優先。
まだ何も無い人への例:Bitwarden(無料枠あり)。
※金庫アプリの導入はあなた自身(AIは代行しない)。この運用なら、PCが壊れても鍵が消えず、
共有・失効もでき、属人化しない。deny(a) と組み合わせると最も堅い(撮影・配信する人/お金が動く鍵/会社は必須)。
※新規プロジェクト作成・キー更新のときだけ「金庫から値をコピーして .env に貼る」。渡し方自体は今まで通り。
(d) 危険な操作を“設定”で止める = 同じ permissions.deny に次も追記(既存は消さない。
追記前に settings.json をバックアップし、追記後に JSON が壊れていないか確認):
Bash(rm -rf *) Bash(git add .) Bash(git add -A) Bash(git push --force*) Bash(git push * --force*)
PowerShell(Remove-Item *) PowerShell(git add .) PowerShell(git add -A) PowerShell(git push --force*) PowerShell(git push * --force*)
※Windowsでは、コマンドがBashではなくPowerShellという別の仕組みで実行されることがあるため、
両方のぶんの禁止を入れておく(PowerShell(Remove-Item *) は del・rm・rmdir の別名もカバー)
※`Bash(git push --force*)` だけでは、ブランチ名が先に来る書き方(例:git push origin main --force)を拾えない。
ルールは位置ごとに照合されるため、真ん中に `*` を入れた行も一緒に入れる
※どの守りも万能ではないため、最後の砦は習慣:APIキーやパスワードをチャットに貼らない、
settings.json や CLAUDE.md に直書きしない。キーは必ず .env に置く。
■ステップ4:AIへの指示書 CLAUDE.md を作る
置き場所は ~/.claude/CLAUDE.md(=どのフォルダから起動しても必ず読まれる“全体共通の指示書”)。
※作業フォルダ側(例 C:\dev\CLAUDE.md)に置く方法もあるが、その場合「そのフォルダの下で
起動した時しか読まれない」ことを一言説明すること。迷ったら ~/.claude 側でよい。
最低限これを含める(簡潔に。長すぎるとAIが読み飛ばす):
- 応答は日本語・非エンジニア向けに平易に
- APIキー/パスワードはコードに直書きせず必ず .env を使う
- APIキーは“いま作業中のプロジェクトの.env”からだけ読む(別プロジェクトの.envを参照しない。
.envが無ければ作業を止めて「.envがありません。作成してください」と報告する)
- 削除・外部へのデータ送信・設定変更の前に確認を取る
- 新しいプロジェクトを作るときは、必ず最初にステップ3(b)と同じ内容の .gitignore を作る
(=この約束をCLAUDE.mdに書いておくことで、今後の全プロジェクトに自動で効く)
- git add はファイル個別指定(git add . を使わない)、コミット前に .gitignore を確認
- .env を含むファイルがステージングされそうな場合は自動でブロックして報告する
- GitHubに新しくリポジトリを作るときは、指示がない限り非公開(Private)で作る
- プロジェクトの決まりごと・計画・進行メモは、そのプロジェクトのフォルダ内の .md ファイルに
記録する(AIの記憶(memory)だけに任せない。memoryは本人のPCにしかなく、チームでは他の人に
見えないため。リポ内の.mdならプロジェクトと一緒にGitHubへ上がって残る)
※既存 CLAUDE.md があれば上書きせず、内容を見せて統合案を出してから反映する。
■ステップ5:AIの記憶を1か所にまとめる ※ステップ1で(A)を選んだ場合のみ
- Claude Codeの記憶は「起動したフォルダごと」に別々に作られる仕様。放置すると散らばり、
「昨日教えたのに今日は知らない(=別のノートに書いただけ)」が起きる
- settings.json に "autoMemoryDirectory": "~/.claude/projects/<集約先>/memory" を設定して集約
- 既に散らばった memory があれば、中身を集約先フォルダへ移す提案をする(移動は確認後)
■ステップ6:バックアップ ※GitHubがある場合
【複数人の分岐(ステップ1の4で確認済み)】
- ひとり/脳の管理人 → このステップ6と次のステップ7をそのまま実行
- チームのメンバー → “自分専用の脳(自分のmemory/skills)”のバックアップは、
自分の「個人アカウント」のPrivateリポでステップ6・7を実行する(会社のOrganizationには
脳リポを作らない=手帳は人に付く。箱が別々なので衝突もしない)。
実行しないのは“会社の共有リポ”への自動pushだけ(同じ箱に複数PCが自動pushすると
衝突の温床になる)。共有リポは管理人のものを clone し「使う前に git pull」で参加、
追加したい知識は管理人に渡す(=個人の脳は各自が自動で守る/共有の脳はハブ1台、の二本立て)。
渡す知見は“それだけ読めば分かる完結した形”に整える(「◯◯リポを見ろ」という付箋型は、
そのリポを読む権限がない人に届かないため)
- 会社で使う場合の共有リポの持ち主:理想は GitHubの Organization(会社所有の団体
アカウント・無料プランあり)。社員はメンバー招待(Readロール=pull専用を強制できる)
→ 退職時はメンバーから外すだけで箱(脳)は会社に残る。
ただし、社長(トップ)本人の個人アカウント所有なら、リポの Settings → Collaborators で
招待する形でも開始してよい(注意:個人アカウントの非公開リポは全員に書き込み権限が付き
「読み取り専用」にできないため、「メンバーはpushしない」はルールで守る。あとから
Transfer ownership で Organization へ移行できる)。
管理人の交代は「新PCで clone → スケジューラ登録」だけ(数分)
- Private リポジトリを用意(記憶用・スキル用)。置き場所は1人でも会社利用でも
「本人の個人アカウント」(会社のOrganizationに入るのは共有脳と各プロジェクトのリポだけ)。
事業の制作物は各プロジェクトのリポジトリで別管理
リポ名の付け方:「memory-〈名前〉」「skills-〈名前〉」(例:memory-tanaka)=誰の脳の
控えか一目で分かる形を推奨。1人の場合は任意(例:memory-backup / skills-backup)でもよい
※ステップ1で(B)を選んだ(=記憶を一本化していない)場合:記憶は ~/.claude/projects/ の下に
案件ごとに分かれているので、その場合は projects 配下の memory をまとめて記憶用リポの
バックアップ対象にする(散らばったままで問題ない。利用者が場所を意識する必要はない)
- CLAUDE.md(AIへの指示書)も、記憶・スキルと同じくバックアップ対象に含める。
リポの外にある単体ファイルの場合は、その控え(コピー)をスキル用リポに入れて一緒に上げる
(=脳の3要素 memory・skills・CLAUDE.md が全部“消えない”状態になる)
- 絶対に含めない:.env、鍵ファイル、.credentials.json(=認証トークン)、
そして APIキーが混ざり得る settings.json(含めるなら鍵を消してから)
- 安全のため ~/.claude 直下そのものは Git リポジトリにしない(settings.json・
.credentials.json=認証情報が同居するため)。リポにするのは中の memory/ と skills/ だけ
- git push の前に git status で秘密ファイルが混ざっていないか必ず確認する
■ステップ7:自動バックアップ(放置で守る)※GitHubがある場合
- 記憶・スキル(+CLAUDE.mdの控え)に変更があれば、2時間ごとに自動でGitHubへ送る仕組みを、
OSの定期実行機能(Windows=タスクスケジューラ/Mac=launchd/Linux=cron)に登録する
- 対象は memory/・skills/(+CLAUDE.mdの控え)だけ。コードのフォルダは対象外
- スクリプトの作法:「*.md と .gitignore だけをステージ(git add . は使わない=秘密が構造的に混入しない)」
「成功時は何もせず、失敗した時だけログ+デスクトップに警告」(非エンジニアが一目で異常に気づける)
- 初回だけ、スケジューラに登録する前に「送る対象の一覧(*.mdのみ・秘密なし)」を見せて
OKをもらってから有効化する(何がGitHubに上がるのか本人が分かる状態にする)
- 肝:アプリを1つも開いていなくてもOSが実行すること。ノートアプリのプラグインは“開いている間だけ”なので放置に不向き
- ※これは「判断のいらない決まった処理」なのでOSに任せる。ニュース要約のような“頭を使う自動化”はAIのcron(別物)
■ステップ8:第二の脳に“最初の記憶”を入れる ※ステップ0の診断でmemoryが実質空だった場合のみ
- 既にmemoryにメモが溜まっている人は、このステップは飛ばす(聞き直すと重複メモになるため)
- 私に2〜3個だけ質問して(例:どんな仕事をしている人か/大事にしている進め方/今の主な案件)、
その答えを memory/ に「最初のメモ」として書き込み、MEMORY.md(目次)にも1行足す
- ※パスワード・APIキー・個人を特定する秘密は聞かない・書かないこと
- 狙い:空の脳のままだと効果を体感できない。最初のメモが入ると、次の会話からあなたの
前提を踏まえた返答になる(=“分身の芽”)
■最後に:やったことを要約
- 作成/変更したファイルの一覧
- 「PCの外(GitHub)に置くもの / 絶対に置かないもの」の対応表
- 次にやること(最初のプロジェクトの作り方)を3行で
FIG. 完全版初期設定プロンプト(正本・2026-07-17版)
このプロンプトが「やること・やらないこと」(カバー範囲)
貼るとAIが次の順で進めます。到達点は「安全設定+第二の脳+自動バックアップが揃った、開発を始められる状態」 です:
ステップ やること
0 診断 OS・既存設定・記憶の散らばり・gitの有無を調べ、「新規」か「整理し直し」かを判断(=何度貼っても壊れない仕組み)
1 質問 ①作業フォルダの場所 ②記憶は(A)1冊にまとめる/(B)お客さんごとに分ける ③GitHubの有無 ④1人/管理人/メンバー
2 作業場 親フォルダ(例 C:\dev\)配下に「プロジェクトごと1フォルダ」の方針を整備
3 セキュリティ 三段の守り=(a)deny封印(settings.jsonに設定=AIに秘密を読ませない)(b).gitignore(GitHubに上げない)(c)鍵の大元は金庫(パスワードマネージャー)へ
4 指示書 ~/.claude/CLAUDE.md を作成(日本語応答・.env運用・「新規プロジェクトでは必ず.gitignore」等の習慣ルール)
5 一本化 (A)を選んだ人だけ、記憶を1か所に集約
6 バックアップ memory/skillsを本人の個人アカウント のPrivateリポへ(CLAUDE.mdの控えも同梱)
7 自動化 2時間ごとの自動pushをOSスケジューラに登録(初回だけ送る中身を見せて確認)
8 最初の記憶 診断でmemoryが空だった場合のみ 、2〜3個の質問で最初のメモを書き込む(秘密は聞かない)=効果を初日に体感する“分身の芽”
最後 やったことの要約+「GitHubに上げるもの/絶対上げないもの」対応表+次にやること3行
やらないこと(スコープ外):Claude Codeの契約・インストール自体/最初のプロジェクト制作そのもの(完了時に「次にやること3行」で案内)/スキル(自作コマンド)作り/共有脳の中身づくり/常駐エージェント等の自動化。これらは各教材・別ステップで扱います。
プロンプトの質問2「(A)と(B)」の違い — 記憶をまとめるか、分けるか
プロンプトの途中でAIに「(A)か(B)か」を聞かれます。記憶(memory)がPCのどこに保存されるか が変わるだけで、どちらもGitHubへのバックアップは全部行われます:
(A) 1か所にまとめる(ほとんどの人はこちら。迷ったら(A)) (B) 案件ごとに分ける(受託・代行が仕事の中心の人向け)
記憶の保存先(PC内) どのフォルダで開いても、決めた1か所 (~/.claude/projects/〈集約先〉/memory)に書かれる 開いたフォルダごとに別々 (~/.claude/projects/の下に案件ごとのフォルダが増えていく)
記憶の引き継ぎ どのフォルダから開いても同じ記憶 =昨日教えたことを今日も覚えているフォルダが違えば別のノート =引き継がれない(そのかわりA社の話がB社に混ざらない)
向いている人 自分(自社)の仕事で使う人 受託・代行で複数クライアントを厳密に分けたい人
GitHubバックアップ 集約先のmemoryを自分のリポへ(2hごと自動) projects/配下のmemoryをまとめて全部 自分のリポへ(2hごと自動)
(B)の正直な注意 — 「分けたつもり」に気をつける 記憶が分かれる単位は「案件」ではなく
「Claude Codeを開いた場所」 です(公式仕様)。いつも親フォルダ(例
C:\dev)でまとめて開く使い方だと、(B)を選んでも記憶は1つに混ざっていきます。
(B)は「案件ごとにそのフォルダを開いて作業する」習慣とセットで初めて効きます 。設定だけで完全な分離を保証したい場合(守秘契約が特に厳しい等)は、OSのユーザーアカウントやPC自体を分けるのが唯一の確実な方法。守秘が重い案件が“1つだけ”ある人向けの上級設定(普段は(A)のまま、その案件だけ記憶を隔離)は
教材「AIの記憶と第二の脳」 にあります。
既にClaude Codeを使っている人へ(整理し直し) このプロンプトは最初に“診断だけ”をして、あなたの環境を壊さずに「足りない差分」だけを提案 する作りです。途中まで設定済みでも、ぐちゃぐちゃになっていても、同じプロンプトを貼るだけ でAIが現状を調べて続きから整えてくれます。
脱・属人プログラム 学習ノート / Claude Code 導入ロードマップ
元にしたカリキュラム:setup/claude-code/導入ロードマップ_新規と整理し直し.md / setup/claude-code/初期設定プロンプト.md(プロンプト正本) / setup/claude-code/契約とアカウントの選び方_個人とチーム.md / setup/github/複数人・複数PCで運用するコツ_チームの共有脳.md
※プロンプトの正本は 初期設定プロンプト.md。正本を更新したらこのページの全文も差し替えること。
2026.07.16 作成・2026.09.09 最終更新(2026.09.09=STEP4のプロンプト内、denyのファイル指定を //**/ 始まりに修正。**/ は起動フォルダ配下しか守らないため/2026.08.29=段階6「自動で回す」に新教材「ローカルとクラウドの適材適所」を追加/「Claude Code 教材の地図」8段階を新設=Claude Code系の学ぶ順番はこのページが正本。旧「理解を深める教材リンク集」は地図に統合して削除/各段階に「よく出る言葉」を併記/2026.08.20 再構成=入り口の判断を段階1に統合し旧段階7を廃止/2026.08.21 再編=段階2に新教材「Claude Codeの基礎」とスキル・hookを集約、段階3を「保存と記憶」に絞り、段階5を「AIチームを作る」に改称)