← 教材一覧へ戻る

脱・属人プログラム — 学習ノート

Claude Code 導入ロードマップ

— 新規で入れる人も、既に入れていて整理し直したい人も、この1本

「何から始めればいい?」「どのタイミングで何を設定する?」への全体地図。分岐は最初の“1人か複数人か”だけで、あとはコピペ用プロンプト1本でAIが対話しながら整えてくれます。

2026.07.16 作成

この話の結論(3つだけ)
  1. 道順は4ステップ:契約 → 導入 → 初期設定プロンプト → 深掘り学習
    新規でも整理し直しでも同じ道。分岐は「1人か複数人か」だけ
  2. 設定は「完全版初期設定プロンプト」1本に全部入り
    フォルダ整理・セキュリティ・記憶の一本化・GitHub・自動バックアップまで。何度貼っても壊れない
  3. 迷ったら1人設定で開始してOK
    複数人へは後から伸ばせる(招待・引っ越しは数クリック)

全体地図

フローチャート — あなたはどのルート?

START【Q1】使うのは? ← 分岐はここだけ。“事前準備が1つ増えるか”が違うだけで、 │ この後の STEP1〜4 は全員同じ一本道 │ ├─ 1人 ………………………… 追加準備なし (迷ったらこちら。後から複数人に伸ばせる) ├─ 複数人・管理人 ……… 追加準備1つ:GitHubの Organization(会社の箱)を先に作る │ 手順 → 教材「はじめてのGitHub設定」補足D └─ 複数人・メンバー …… 追加準備なし (共有リポは後で clone するだけ。 │ 運用 → 教材「複数人・複数PCで運用するコツ」 │ ▼ ―――― ここから先は、1人でも管理人でもメンバーでも全員同じ ――――【STEP1】契約とアカウント 教材「Claudeの契約とアカウントの選び方」 1人1アカウント/5人未満=各自Pro+経費精算/5人以上=Teamプラン │ ▼ 【STEP2】Claude Codeを入れて起動 公式手順どおりインストール→ログイン。既に入っていればスキップ │ ▼ 【STEP3】★「完全版初期設定プロンプト」を貼る★ 全文へジャンプ 全員共通の1本(1人用・管理人用・メンバー用に分かれていない)。 貼ると、AIが最初に「1人?管理人?メンバー?」と質問し、 あなたの答えに合わせてやることを自動で振り分ける: 診断 → 作業フォルダ整理 → セキュリティ(deny/.gitignore/金庫) → CLAUDE.md → 記憶の一本化 → GitHubバックアップ → 2時間ごと自動化 (メンバーの場合:自分の脳のバックアップまで実行。共有リポへの自動pushだけしない) │ ▼ 【STEP4】理解を深める 教材リンク集へジャンプGOAL:消えない第二の脳 + 安全な環境で、日常運用へ

FIG. 導入の全体地図 — 分岐はQ1の“事前準備”だけ、STEP1以降は全員同じ一本道

「最初から複数人設定にすべき?」迷ったら1人設定で開始でOK。後から複数人に伸ばすのは「招待する」「リポを会社のOrganizationへ移す(Transfer ownership・数クリック)」だけで、作り直しは不要です。確実に複数人で使うと分かっている場合だけ、先にOrganizationを作って箱をそこに置くと、あとの引っ越しが省けます。

ゴール

ゴールのイメージ — 完成するとこうなる

ロードマップを最後まで進めると、あなたの環境はこの形になります。1人か複数人かで、ゴールの絵が少し違うので、両方見せます。

ゴール①:1人で使う場合(GitHubは自分の個人アカウントのまま)

【あなたのPC】 【GitHub(個人アカウント・すべてPrivate)】 🏢 ~/.claude(AIの脳) ├─ 📄 CLAUDE.md 共通ルール ─控えを↓skillsへ─┐ ├─ 📁 memory\ 記憶=第二の脳 ──✅自動──→ 📦 memory-backup └─ 📁 skills\ AIの道具 ─────✅自動──→ 📦 skills-backup (CLAUDE.mdの控えも同居) ※2時間ごと、OSのタイマーが勝手にGitHubへ送る=放置で守られる 🏬 C:\dev\(作業場) └─ 📁 各プロジェクト ─────✅手動──→ 📦 各プロジェクトのリポ (区切りのいい時に) 🔒 .env・鍵・ログイン情報 → どこにも上げない(.gitignoreとdenyで二重に守る)

FIG. 1人のゴール — 脳の3要素(memory・skills・CLAUDE.mdの控え)が自動で“消えない”状態

仕組みの詳しい理解は → 教材「AIの記憶と第二の脳のつくり方」

ゴール②:複数人(会社・チーム)で使う場合(箱は会社のOrganizationに)

🏢 会社のOrganization(箱は全部会社のもの・退職しても消えない) │ ├─ 📦 共有脳リポ(1つ) … “会社の教科書”=共通ナレッジ・ルール │ → 全員が pull / 自動pushは管理人のPC 1台だけ │ ├─ 📦 memory-オーナー + 📦 skills-オーナー … オーナー自身の手帳(これも1人分) │ ├─ 📦 memory-田中 + 📦 skills-田中 … 田中さんの第二の脳 │ → 田中さんのPCが2時間ごと自動バックアップ(箱が本人専用=衝突しない) │ ├─ 📦 memory-佐藤 + 📦 skills-佐藤 … 佐藤さんの第二の脳 │ → 佐藤さんのPCが自動バックアップ │ └─ 📦 各プロジェクトのリポ … 仕事の成果物(区切りで手動push) 🔒 各リポは全部 Private(=会社の“外”には非公開) 🔒 Base permissions=None(=会社の“中”でも仕切る)→ 社員同士は互いの脳が見えない。 本人は自分の分だけ・オーナー(あなた)だけが全部見える。 🔒 .env・鍵・ログイン情報 → どこにも上げない(各PCのローカルだけ)

FIG. 複数人のゴール — 手帳は全員1冊ずつ+教科書は会社に1冊。箱は全部会社のもの

運用ルール(管理人・pull専用・ナレッジの昇格)は → 教材「複数人・複数PCで第二の脳を運用するコツ」/Organizationの作り方は → 教材「はじめてのGitHub設定」補足D

2つの絵の関係ゴール①で始めても、後からゴール②へそのまま伸ばせます(Organizationを無料で作り、リポを Transfer ownership で移すだけ。数クリック・既存の中身は壊れない)。だから「迷ったら1人設定で開始」で損はしません。

プロンプト

どのタイミングで、どのプロンプトを貼るか

プロンプト正体いつ貼る
完全版初期設定プロンプト(下に全文)環境まるごと安全+最適化の正本。診断つきで既存環境を壊さない受講者はこれ1本。STEP3=導入直後・整理し直しも(何度貼っても安全)
動画①「第二の脳」特典完全版から記憶+バックアップ+自動化だけ切り出した軽い版(セキュリティ抜き)第二の脳動画の視聴者向け。受講者は不要(完全版に含まれる)
動画②「セキュリティ」特典完全版からdeny封印+.gitignore+金庫だけ切り出した版セキュリティ動画の視聴者向け。受講者は不要(完全版に含まれる)
3本の関係(迷わない覚え方)受講者は「完全版」1本で全部済みます。動画特典2本(①第二の脳/②セキュリティ)は、完全版を2回の動画に分けて配ったもので、①+② ≒ 完全版。だから動画を見て一部だけ試した人も、あとで完全版を貼れば残りも整います(何度貼っても壊れません)。

完全版初期設定プロンプト(全文コピペ用)

下の枠の中を全部コピーして、Claude Codeに貼り付けて送信してください。AIが環境を調べ、質問しながら1ステップずつ進めます。複数人の場合も同じプロンプトでOK(AIが「管理人かメンバーか」を聞いて、やることを自動で振り分けます)。

あなたは私のClaude Code環境を「安全 + 最適」にセットアップする専属アシスタントです。 私はプログラミングにあまり詳しくない前提で、専門用語は都度かみ砕き、各ステップは 「何を・なぜやるか」を一言説明してから実行してください。既存ファイルの上書きや削除など 戻せない操作は、必ず現状を見せて確認を取ってから行ってください。 各ステップの完了時は、やったことを1〜2行で報告してから次へ進んでください。 ※会社で使う場合:既に社内ルール(Gitの保管先、秘密情報の保管場所、作業フォルダの位置、  命名規則など)があれば、それを最優先してください。本手順は不足を補う用途に留め、  既存ルールと衝突する箇所は勝手に変えず、先に確認してください。 ■ステップ0:まず環境を調べて報告 次を調べ、結果を箇条書きで報告してから先へ進んでください。 - OSの種類(Windows / Mac / Linux)とホームフォルダの場所。以降パスはこれに合わせる - 設定フォルダ(~/.claude)の有無。settings.json / CLAUDE.md / memory フォルダが既にあるか (あれば要点だけ要約) - 既存の作業フォルダやプロジェクトがあるか - 記憶(memory)が複数の場所(~/.claude/projects/*/memory)に散らばっていないか - git がインストールされているか(バックアップに必要。無ければ該当ステップで軽く案内) → これらから「新規セットアップ」か「既存環境の整理」かを判断して教えてください。 ■ステップ1:3つだけ質問 1. 作業用の親フォルダをどこにするか(提案:Windowsは C:\dev\、Mac/Linuxは ~/dev/) 2. 使い方は (A)自分の事業を自分で回す=記憶は1か所にまとめたい / (B)無関係な複数 クライアントの案件を分けて管理したい、のどちら? 3. バックアップ用のGitHubアカウントを持っているか(無くても他は進められる) 4. 使うのは自分ひとりか、それとも会社・チームの複数人か。複数人の場合、あなたは 「脳の管理人(共有リポを作って自動バックアップも受け持つ役)」か「メンバー」か →メンバーでも、“自分専用の脳”のバックアップ(ステップ6・7)は自分のPrivateリポで実行してよい。 やらないのは“会社の共有リポ”への自動pushだけ(共有リポは clone して「使う前に git pull」で参加。 詳細はステップ6の分岐で案内) ※応答言語などの好みがあれば教えてください(デフォルト:日本語・非エンジニア向けに平易) ■ステップ2:作業フォルダを整える - 親フォルダ(例 C:\dev\)の下に、プロジェクトごとに独立したフォルダを作る方針にする - デスクトップやドキュメント直下で作業しない理由(散らかり・誤削除・バックアップ漏れ)を説明 - 「共有で使う資産(ナレッジ・素材)」と「個別プロジェクト」を分ける簡単な指針を示す ■ステップ3:セキュリティ設定(最重要・二重の守り) 「AIに読ませない」と「gitに上げない」は別物です。両方やります。 (a) AIに読ませない = ~/.claude/settings.json の permissions.deny に 秘密ファイルの読み書き禁止を追記(公式推奨の書き方): Read(**/.env) Read(**/.env.*) Read(**/*.key) Read(**/*.pem) Read(**/credentials*.json) Read(**/.credentials*) Read(**/secrets/**) Read(~/.ssh/**) Read(~/.aws/**) Edit(**/.env*) ※既存の設定は消さず追記のみ。既存 settings.json があれば中身を見せてから統合する。 ※この設定後、.env の作成・編集はAIでなく自分で行う運用になる(キーがAIに渡らず安全) ※AIには「.envに必要な項目名の一覧」をREADMEやセットアップ手順に書かせる(キーの中身は渡さない)。 プログラムが実行時に .env を読むのはこの禁止の対象外なので、自動化は問題なく動く ※秘密でない設定値(モード切替・モデル名など)は .env に混ぜず config ファイル等に分けて置く。 こうするとAIが設定を確認でき、.env は「秘密だけの箱」として安心して封印できる (b) gitに上げない = 各プロジェクトに .gitignore を作り、次を除外: .env .env.* node_modules/ output/ *.key *.pem .credentials* *credentials*.json settings*.json .DS_Store *.mp4 *.mov *.wav (動画・音声。GitHubは100MB超のファイルを拒否するため素材は入れない) ※`.credentials.json`(認証トークン)はドット始まりなので `credentials*` では拾えない点に注意 (c) 鍵の“保管場所”=暗号化された金庫(パスワードマネージャー)に大元を置く。 大元(マスター)は金庫に置き、各プロジェクトの .env には“実働コピー”だけを貼る、という型。 ※製品はどれでもよい。**既に使っている金庫(1Password・会社支給のもの等)があれば、 それをそのまま使う**(乗り換え不要)。会社にパスワード管理の規定があればそれが最優先。 まだ何も無い人への例:Bitwarden(無料枠あり)。 ※金庫アプリの導入はあなた自身(AIは代行しない)。この運用なら、PCが壊れても鍵が消えず、 共有・失効もでき、属人化しない。deny(a) と組み合わせると最も堅い(撮影・配信する人/お金が動く鍵/会社は必須)。 ※新規プロジェクト作成・キー更新のときだけ「金庫から値をコピーして .env に貼る」。渡し方自体は今まで通り。 ※どの守りも万能ではないため、最後の砦は習慣:APIキーやパスワードをチャットに貼らない、 settings.json や CLAUDE.md に直書きしない。キーは必ず .env に置く。 ■ステップ4:AIへの指示書 CLAUDE.md を作る 親フォルダに共通の CLAUDE.md を作り、最低限これを含める(簡潔に。長すぎるとAIが読み飛ばす): - 応答は日本語・非エンジニア向けに平易に - APIキー/パスワードはコードに直書きせず必ず .env を使う - 削除・外部へのデータ送信・設定変更の前に確認を取る - git add はファイル個別指定(git add . を使わない)、コミット前に .gitignore を確認 ※既存 CLAUDE.md があれば上書きせず、内容を見せて統合案を出してから反映する。 ■ステップ5:AIの記憶を1か所にまとめる ※ステップ1で(A)を選んだ場合のみ - Claude Codeの記憶は「起動したフォルダごと」に別々に作られる仕様。放置すると散らばり、 「昨日教えたのに今日は知らない(=別のノートに書いただけ)」が起きる - settings.json に "autoMemoryDirectory": "~/.claude/projects/<集約先>/memory" を設定して集約 - 既に散らばった memory があれば、中身を集約先フォルダへ移す提案をする(移動は確認後) ■ステップ6:バックアップ ※GitHubがある場合 【複数人の分岐(ステップ1の4で確認済み)】 - ひとり/脳の管理人 → このステップ6と次のステップ7をそのまま実行 - チームのメンバー → “自分専用の脳(自分のmemory/skills)”のバックアップは、 自分のPrivateリポでステップ6・7を実行してよい(箱が別々なので衝突しない)。 実行しないのは“会社の共有リポ”への自動pushだけ(同じ箱に複数PCが自動pushすると 衝突の温床になる)。共有リポは管理人のものを clone し「使う前に git pull」で参加、 追加したい知識は管理人に渡す(=個人の脳は各自が自動で守る/共有の脳はハブ1台、の二本立て) - 会社で使う場合の共有リポの持ち主:理想は GitHubの Organization(会社所有の団体 アカウント・無料プランあり)。社員はメンバー招待(Readロール=pull専用を強制できる) → 退職時はメンバーから外すだけで箱(脳)は会社に残る。 ただし、社長(トップ)本人の個人アカウント所有なら、リポの Settings → Collaborators で 招待する形でも開始してよい(注意:個人アカウントの非公開リポは全員に書き込み権限が付き 「読み取り専用」にできないため、「メンバーはpushしない」はルールで守る。あとから Transfer ownership で Organization へ移行できる)。 管理人の交代は「新PCで clone → スケジューラ登録」だけ(数分) - Private リポジトリを用意(記憶用・スキル用)。事業の制作物は各プロジェクトのリポジトリで別管理 - CLAUDE.md(AIへの指示書)も、記憶・スキルと同じくバックアップ対象に含める。 リポの外にある単体ファイルの場合は、その控え(コピー)をスキル用リポに入れて一緒に上げる (=脳の3要素 memory・skills・CLAUDE.md が全部“消えない”状態になる) - 絶対に含めない:.env、鍵ファイル、.credentials.json(=認証トークン)、 そして APIキーが混ざり得る settings.json(含めるなら鍵を消してから) - 安全のため ~/.claude 直下そのものは Git リポジトリにしない(settings.json・ .credentials.json=認証情報が同居するため)。リポにするのは中の memory/ と skills/ だけ - git push の前に git status で秘密ファイルが混ざっていないか必ず確認する ■ステップ7:自動バックアップ(放置で守る)※GitHubがある場合 - 記憶・スキル(+CLAUDE.mdの控え)に変更があれば、2時間ごとに自動でGitHubへ送る仕組みを、 OSの定期実行機能(Windows=タスクスケジューラ/Mac=launchd/Linux=cron)に登録する - 対象は memory/・skills/(+CLAUDE.mdの控え)だけ。コードのフォルダは対象外 - スクリプトの作法:「*.md と .gitignore だけをステージ(git add . は使わない=秘密が構造的に混入しない)」 「成功時は何もせず、失敗した時だけログ+デスクトップに警告」(非エンジニアが一目で異常に気づける) - 肝:アプリを1つも開いていなくてもOSが実行すること。ノートアプリのプラグインは“開いている間だけ”なので放置に不向き - ※これは「判断のいらない決まった処理」なのでOSに任せる。ニュース要約のような“頭を使う自動化”はAIのcron(別物) ■最後に:やったことを要約 - 作成/変更したファイルの一覧 - 「PCの外(GitHub)に置くもの / 絶対に置かないもの」の対応表 - 次にやること(最初のプロジェクトの作り方)を3行で

FIG. 完全版初期設定プロンプト(正本・2026-07-16版)

既にClaude Codeを使っている人へ(整理し直し)このプロンプトは最初に“診断だけ”をして、あなたの環境を壊さずに「足りない差分」だけを提案する作りです。途中まで設定済みでも、ぐちゃぐちゃになっていても、同じプロンプトを貼るだけでAIが現状を調べて続きから整えてくれます。

深掘り

STEP4:理解を深める教材リンク集

プロンプトで環境は整いますが、「なぜそうするのか」が分かると応用が利きます。必要になったタイミングで読んでください。

知りたいこと教材
契約・プランの選び方Claudeの契約とアカウントの選び方(STEP1で)
GitHubって何?初期設定はじめてのGitHub設定(招待・Organizationは補足D)
第二の脳の仕組み・守り方AIの記憶と第二の脳のつくり方
会社・チームでの運用複数人・複数PCで第二の脳を運用するコツ
定期実行(自動化)の選び方定期実行の選び方
AIに仕組みを作らせる頼み方AIに仕組みを作らせるコツ